2005年 02月 10日
ノートルダム・ド・ルルド |
明日、2月11日はルルドの聖母の祝日です。ベルナデット・スビルーという貧しく無学な少女の前に白いローブに青いバンドを巻いた「貴婦人」が初めて出現したことを記念する日です。ベルナデットはその女性に会うためにルルドの洞窟にしばしば通うのですが、次第に騒ぎになってゆく中、それが聖マリアだとは一度も言いませんでした。その代わり「あの方は『私は無原罪の孕り』とおっしゃったわ」とだけ言ったようです。それは無学な少女の知るべくもないカトリックの教義でした……
って話なんですけど、ルルドの聖母の出現ストーリー。でもこれはアカデミー賞を取った『聖処女』なんていう映画もあります。アマゾンで検索するとアダルトもんしか出て来ないので(笑)、もう絶版になっているかもしれませんね。原題は『ソング・オブ・バーナデット』です。機会があればご覧ください。
現代ではこのルルドの聖母の日は現教皇によって「世界病者の日」と定められ、世界中の病む人々のことを思い祈る日となっています。もちろんルルドの聖母出現地に湧き出した泉によって病の癒しを得る人々がその後相次いだことによります。ルルド、まだ行ったことないのですが、ほんとうに素晴らしいところらしいです。弱さや醜さという世間の末席に追いやられる価値がこの地ではすべてにまさるものとされるからです。たとえ身体的に病んでいなくても、この世の価値観に傷つけられ、心に闇を抱えて生きずにはいられない現代人にとっても、ルルドは同じように癒しと奇跡を与えてくれる場所であるようです。
もう10年以上も前ですが、たまたま祝日のこの日に神戸近郊にある女子修道院にある修道女をお尋ねしました。その方は霊名の名付け親となってくださった方で、この記事に添えた写真は今その方がおられる伊那谷の山里にある修道院の一角にあるルルドの聖母像です。その日、格子に隔てられた面会室で「あなたのことをルルドのマリア様におまかせしました」と会うなりおっしゃったことを折にふれて思い出します。
って話なんですけど、ルルドの聖母の出現ストーリー。でもこれはアカデミー賞を取った『聖処女』なんていう映画もあります。アマゾンで検索するとアダルトもんしか出て来ないので(笑)、もう絶版になっているかもしれませんね。原題は『ソング・オブ・バーナデット』です。機会があればご覧ください。
現代ではこのルルドの聖母の日は現教皇によって「世界病者の日」と定められ、世界中の病む人々のことを思い祈る日となっています。もちろんルルドの聖母出現地に湧き出した泉によって病の癒しを得る人々がその後相次いだことによります。ルルド、まだ行ったことないのですが、ほんとうに素晴らしいところらしいです。弱さや醜さという世間の末席に追いやられる価値がこの地ではすべてにまさるものとされるからです。たとえ身体的に病んでいなくても、この世の価値観に傷つけられ、心に闇を抱えて生きずにはいられない現代人にとっても、ルルドは同じように癒しと奇跡を与えてくれる場所であるようです。
もう10年以上も前ですが、たまたま祝日のこの日に神戸近郊にある女子修道院にある修道女をお尋ねしました。その方は霊名の名付け親となってくださった方で、この記事に添えた写真は今その方がおられる伊那谷の山里にある修道院の一角にあるルルドの聖母像です。その日、格子に隔てられた面会室で「あなたのことをルルドのマリア様におまかせしました」と会うなりおっしゃったことを折にふれて思い出します。
by brunodujapon
| 2005-02-10 21:08
| 抹香歳時記