2006年 06月 12日
高田敏子詩集 |
ご無沙汰しております。いろいろ書くことはあるんですけどね。
話題の『ダ・ヴィンチコード』も観たし、温泉にも行ってきたし、誕生日の贈り物をもらっていくつか思うことなども。でもみんな時の流れに押し流されてしまいます。
そういえば、今朝の地震、ちょっと不思議なことがありました。
直前に、地震に遭う夢を見たのです。はっと目が覚めて、ものの数分もしないうちにほんとうの地震が。こういうことってあるんですね~。不思議というよりも、あ、やっぱりね、という感慨ばかりがあるのですが、改めて思うとすごいことだ(笑)。
さて、誕生日に高田敏子さんの詩集をもらいました。
難しい言葉をこねくり回した現代詩ではないから、ペダンティックな感じはないのです。むしろ皮膚感覚に徹底的にこだわったような言葉遣い。いや、それが自然に出来てしまうのかな。女性文学者のいいところだな、と思います。
道 高田敏子
さきほどまで飛んでいた蝶は
どこかへ消えた
蝶を追って行ったのか
子どもの姿も消えた
道はときにそうして
しんかんと
道だけになるときがある
そのときこそ
道は真向かわなくてはならない
見えなくなったものの姿を探すのではなく
私一人を立たせている道の姿を
見つめなければならない
もらった本は多分、古書です(高田敏子さんの本はとても新刊では見つからないので貴重です)。かすかにタバコのにおいがします。タバコのにおいは好きではありませんが、人の手から人の手へと渡ってきた本の旅の痕跡のようでこれもまた懐かしい感じがします。
話題の『ダ・ヴィンチコード』も観たし、温泉にも行ってきたし、誕生日の贈り物をもらっていくつか思うことなども。でもみんな時の流れに押し流されてしまいます。
そういえば、今朝の地震、ちょっと不思議なことがありました。
直前に、地震に遭う夢を見たのです。はっと目が覚めて、ものの数分もしないうちにほんとうの地震が。こういうことってあるんですね~。不思議というよりも、あ、やっぱりね、という感慨ばかりがあるのですが、改めて思うとすごいことだ(笑)。
さて、誕生日に高田敏子さんの詩集をもらいました。
難しい言葉をこねくり回した現代詩ではないから、ペダンティックな感じはないのです。むしろ皮膚感覚に徹底的にこだわったような言葉遣い。いや、それが自然に出来てしまうのかな。女性文学者のいいところだな、と思います。
道 高田敏子
さきほどまで飛んでいた蝶は
どこかへ消えた
蝶を追って行ったのか
子どもの姿も消えた
道はときにそうして
しんかんと
道だけになるときがある
そのときこそ
道は真向かわなくてはならない
見えなくなったものの姿を探すのではなく
私一人を立たせている道の姿を
見つめなければならない
もらった本は多分、古書です(高田敏子さんの本はとても新刊では見つからないので貴重です)。かすかにタバコのにおいがします。タバコのにおいは好きではありませんが、人の手から人の手へと渡ってきた本の旅の痕跡のようでこれもまた懐かしい感じがします。
by brunodujapon
| 2006-06-12 17:20
| 読書