2005年 06月 15日
モーテン・ラウリツェン 『ルクス・エテルナ』 Morten Lauridsen: Lux Aeterna |
モーテン・ラウリツェンというのはアメリカの作曲家です。1943年生まれで現在ももちろん活躍中(と思います)。そもそもアメリカでどういう発音をしたらいいんでしょう、この名前。Morten Lauridsen。デンマーク系なのがはっきりした名前なのだけれども、モルテン・ラウリツェンとデンマークふうに読むのではなく、モートン・ローリゼン?よくわからないのですが。ブツブツ。さて、この作曲家を知ったのはリルケの薔薇の連作をモチーフにしたアカペラの合唱曲『薔薇の歌』 Les chansons des rosesから。うわあああ、かっこいいいいっ、というのが第一印象でした。声楽というのもすごいものだなあ、と感激して早速輸入版を取り寄せたらなんと、どうした手違い(というより勘違い)からかデンマークの同名の作曲家ラウリツ・ラウリツェンのオルガン曲集でした。でもひょうたんからコマでこれも大好きなCDになりました。このCDについては以前サイトでも紹介したことがありましたが、今日はラウリツさんではなくモーテンさんの方です。
その後、首尾よく『薔薇の歌』のほうも手に入れたのですが、モーテンさんの代表作といわれている『ルクス・エテルナ』は聴いたことがなかったので取り寄せてみました。で、どうだったかというと……これが見事ツボにはまったわけです。合唱をしている人には比較的よく知られている人であり曲でもあるようですが、実際のところどうなのでしょうか。
「ルクス・エテルナ」は入祭唱にはじまりアニュス・デイまでの5曲からなる宗教曲です。ただミサ通常文どおりの展開ではないのでミサ曲というわけではありませんが。レクイエムに「ルクス・エテルナ」という文言が入っていることから考えると、コレは葬式ソングかも(笑)。このCDの場合、そのあとにイタリア・ルネサンスの詩をモチーフにした「マドリガーリ」、そのあとに「アヴェ・マリア」、「ウビ・カリタス」、クリスマスの賛歌である「オ・マグヌム・ミステリウム」(この曲はココで視聴できます)と続きます。
いずれも美しいポリフォニーにひゅーーーーっと魂がさまよい出るような気がしました。「ウビ・カリタス」はグレゴリオ聖歌の「ウビ・カリタス」の旋律(デュリュフレも同じグレゴリアンのモチーフから有名な曲を書いています)から始まり、「これって、グレゴリアンそのまんまやんけ」と思っていると不意にふわっと立ち上る複雑で繊細なハーモニーにうおおおっと思わず雄たけびを上げそうになります(オーバーな)。複雑だけど、難解ではなく、素直に美しいと思える曲ばかりですし、合唱をしている人なら「歌ってみたい」と思う曲なのではないのかな、と思います。作曲家の内的な世界が延々と展開される内向的な音楽ではありません。むしろ聴く人をはっきりと意識して作曲された作品じゃないでしょうか。かなり外向きの方向性を感じさせる音楽です。といっても迎合的というのではなく、うーん、何と言っていいかちょいと迷いますが、「オープンマインド」な音楽です。……とか何とか、この作曲家のこと、ほとんど知らないのですが(爆)。
暗い夕闇の部屋のすみっこでヘッドホンで聴くのがおすすめ(笑)。押さえ込んでいた感情を解放するのにはうってつけの音楽かもしれません。
ライフログに登録しておきますが視聴できるのは別録音だったので、それはココにリンクさせときますね。このログを読んでだまされて、買ってみようかな~と思った人々に祝福がありますように(笑)。
by brunodujapon
| 2005-06-15 19:56
| 音楽















