2005年 08月 04日
ギュスターヴ・モロー展 |
書くのが遅くなったのですが、最終日ギリギリにかねてから観たかった展覧会にいってきました。おそらく日本でもファンが多いのではないかと思うのですが、19世紀末のパリで活躍した画家ギュスターヴ・モローの作品です。かなりたくさんの数の作品がパリのギュスターヴ・モロー美術館(モローの邸宅だった家がそのまま画家の発意によって死後美術館になっています)から貸し出されたというわけです。こうしてまとまってこの画家の作品を日本で観る機会もないだろうから、と思い切って出かけました。
ひとりの人間としての彼の人生と、画家としての試行錯誤が時系列に作品を通して理解できるような展示になっていました。画家というのはそういうものなのかもしれませんが、同じテーマ、同じ構図で水彩画、油彩画、デッサン…と習作を含めてたくさんの絵を残しているのですね。ロマンティックで幻想的な作品で知られていますが、ひとつの絵を完成させるまでに、客観性を失わず、思いのほか理詰めの作業を積み重ねていることはちょっとした発見でした。
今月は東京での展示が始まるようです。渋谷のBunkamuraだそうです。
ひとりの人間としての彼の人生と、画家としての試行錯誤が時系列に作品を通して理解できるような展示になっていました。画家というのはそういうものなのかもしれませんが、同じテーマ、同じ構図で水彩画、油彩画、デッサン…と習作を含めてたくさんの絵を残しているのですね。ロマンティックで幻想的な作品で知られていますが、ひとつの絵を完成させるまでに、客観性を失わず、思いのほか理詰めの作業を積み重ねていることはちょっとした発見でした。
今月は東京での展示が始まるようです。渋谷のBunkamuraだそうです。
by brunodujapon
| 2005-08-04 18:53
| つれづれ