2005年 01月 06日
エピファニー |
抹香ブログなのに、ラーメンの話とよしなきムダ話でエッセンスを薄めてしまいました……。
気を取り直して、抹香ひとすじ。
今日は1月6日、降誕節も今日で終了です。クリスマスが終ったら速攻でクリスマスのお飾りをかたづけてしまうのは邪道。今日まで執念深く飾っておくのが正統派なのでアリマス。ちなみにシェイクスピアの喜劇『十二夜』はクリスマスから今日までの降誕節の12日間のことを指すところからつけられていて、昔は結構それぞれにお祝いがあったようです。
さて、その今日。これはエピファニー(公現節)といって、ベトレヘムの馬小屋に東方の三博士が幼子のイエスに礼拝するためにやってきた日です。スペインや南米の伝統ではこれに倣って、子供たちへのプレゼントも今日わたすのです。
フランスでは、これまた独特の風習があって、ガレット・デ・ロワ(要するに「王たちのガレット」…つまり三博士のお菓子ですね)というものをみんなで食べる習慣があります。いや食べるというよりも、一種のゲームかも。
お菓子の中にフェーヴという人形(本来はソラマメ)が埋まっていて、それが入ったピースに当たった人がその年の王様、というわけです。この時期フランスに行くとパン屋やケーキ屋に紙で作った王冠といっしょに売られているパイのようなお菓子を発見できるでしょう。王冠をかぶった酔っ払いも見られるかも(笑)。
ヨーロッパでは、はからずも今年のエピファニーはインド洋の津波の犠牲者を追悼する日になったようです。東方からの贈り物をイエスにもたらした三賢者にならったわけではないでしょうが、各国政府や著名人が援助を申し出ています。
エピファニーというのは神が貧しさの只中に顕れたことを記念する日。三人の王、とも言われる三人の博士が膝をかがめて小ささと貧しさの中に見出した神に貴重な贈り物を捧げたことをメディアが伝えるニュースと重ねて、それは自分自身への問いかけでもあるように思えました。
気を取り直して、抹香ひとすじ。
今日は1月6日、降誕節も今日で終了です。クリスマスが終ったら速攻でクリスマスのお飾りをかたづけてしまうのは邪道。今日まで執念深く飾っておくのが正統派なのでアリマス。ちなみにシェイクスピアの喜劇『十二夜』はクリスマスから今日までの降誕節の12日間のことを指すところからつけられていて、昔は結構それぞれにお祝いがあったようです。
さて、その今日。これはエピファニー(公現節)といって、ベトレヘムの馬小屋に東方の三博士が幼子のイエスに礼拝するためにやってきた日です。スペインや南米の伝統ではこれに倣って、子供たちへのプレゼントも今日わたすのです。
フランスでは、これまた独特の風習があって、ガレット・デ・ロワ(要するに「王たちのガレット」…つまり三博士のお菓子ですね)というものをみんなで食べる習慣があります。いや食べるというよりも、一種のゲームかも。
お菓子の中にフェーヴという人形(本来はソラマメ)が埋まっていて、それが入ったピースに当たった人がその年の王様、というわけです。この時期フランスに行くとパン屋やケーキ屋に紙で作った王冠といっしょに売られているパイのようなお菓子を発見できるでしょう。王冠をかぶった酔っ払いも見られるかも(笑)。
ヨーロッパでは、はからずも今年のエピファニーはインド洋の津波の犠牲者を追悼する日になったようです。東方からの贈り物をイエスにもたらした三賢者にならったわけではないでしょうが、各国政府や著名人が援助を申し出ています。
エピファニーというのは神が貧しさの只中に顕れたことを記念する日。三人の王、とも言われる三人の博士が膝をかがめて小ささと貧しさの中に見出した神に貴重な贈り物を捧げたことをメディアが伝えるニュースと重ねて、それは自分自身への問いかけでもあるように思えました。
by brunodujapon
| 2005-01-06 21:42
| 抹香歳時記